今日読み終わった本(久々)

タイアップの歌謡史 (新書y)

タイアップの歌謡史 (新書y)

TUBEのアルバム「Bravo!」は、収録曲すべてがタイアップ曲ということで芸能ニュースに取り上げられていたものである。本書にも書かれている通り、TUBEというグループ自体がタイアップと密接に結びついた存在なのだが、ここに至ってタイアップという売り方も一種アガリを迎えたように感じたものだ。とは言え形を変えて残っていくであろうし、タイアップに限らず「産業」としての音楽を将来再びまとめていただきたいと思うのであった。
Bravo!

Bravo!

 
あと手嶋龍一、佐藤優両氏の対談本も読んだ。
インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

非常に面白いのだが、テッシーとラスプーチンの空々しいヨイショのし合いははっきり言って鬱陶しいことこの上ない。ここを省くのが編集者の仕事でねえのか。興味深いのは「秘密情報の九八%は公開情報を再整理することによって得られる」という台詞で、誰でもアクセス出来る情報から不正を暴く調査報道の手法も立花隆氏の登場まで殆ど為されてこなかったことを思えばコロンブスの卵は今も多く転がり続けるのである。
 
で、ベンジャミン・フルフォード氏のも読んだ。
イケダ先生の世界―青い目の記者がみた創価学会

イケダ先生の世界―青い目の記者がみた創価学会

世界に羽ばたくなんちゃらの構造という見方は中々興味深いものの、氏は現在こういうのに取り組んでおられてて

元フォーブス支局長「植草被告陰謀説」
 電車内で痴漢行為をしたとして公判中の元早大大学院教授植草一秀被告(46)に1日、思わぬ“援軍”が現れた。米経済誌「フォーブス」の元アジア太平洋支局長のベンジャミン・フルフォード氏で、植草被告が大手銀行をめぐる、政府関係者、外資が絡んだ巨大インサイダー疑惑を追及していたことで狙われ「国策逮捕」された可能性が高いとの見方を示した。同氏によると、植草被告は3月にも同疑惑の告発本を出版するという。

 多くの著書で日本の暗部に切り込んできたフルフォード氏は、植草被告の痴漢逮捕事件にも強い関心を持ち先月末、同被告に会ったという。取材に応じた同氏は強い口調で「私も最初は『懲りない人』だと思った。しかし、周辺の状況を取材してみると、あまりにもおかしな偶然が重なっていることに気付いた。今は、彼は国策捜査で逮捕された可能性が高いと考えている」と話した。

週刊文春によると、フルフォード氏は石原真理子さんが「ふぞろいな秘密」出版後に外国特派員協会で開いた会見でも、本とは関係ない芸能界とヤクザの関係を質問し続けてしらけさせたりして……その……陰謀論体質?