結構前に読み終わってた本(なんだそりゃ)

「指紋の神様」の事件簿 (新潮文庫)

「指紋の神様」の事件簿 (新潮文庫)

既に多々の本でその名を知るところとなっていた指紋捜査官・塚本宇兵氏の本。実際の事件での体験談だの指紋採取の現場の苦労だの、まあ予想通りの内容でした。本書では指紋学の歴史概略にも触れているのですが、フォールズだのゴルトンだのヘンリーだのお馴染みの名前が登場する中に個人的に気になる名前が。

指紋の個別性はさらに研究され、一九世紀の初頭には、指紋の分類が行なわれるようになります。
分類法の基礎を築いたとされるのは、チェコの生物・解剖学者ヨハネス・エバンゲリスタ・プルキンエという人物です。彼は、指紋を九つの形態に分類し、詳細な隆線図を作成しています。

怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)

怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)

(指紋をネタにした回にて)
「指紋の科学的分類の草分けはドイツのプールキンエなんだよ」

チェコじゃねえか!指紋鑑定発達の歴史に結構ページを割いてる「科学捜査の事件簿」にもプールキンエの名前は出てこないし、ひっかかってはいたんだ(見落としてる可能性もある)。

科学捜査の事件簿―証拠物件が語る犯罪の真相 (中公新書)

科学捜査の事件簿―証拠物件が語る犯罪の真相 (中公新書)

あーすっきりした。
 
ついでに言うと、Jan Evangelista Purkinjeさんはプルキニェとかプルキニエとか表記されてて例によって検索しづらいですね。当ブログで先日書いたJanine Lindemulderさんも、サイトによってはリンデンマルダーとか書かれてるし。
 
結局おっぱい!