SF映画ベスト10の巻
毎年恒例となったワッシュさんのベスト10アンケートであるが、今年はSF映画とのこと。「SF映画」カテゴリだけでも大した数がある上に、SFに括ろうと思えば括れる作品ってかなり多いので大変ですな。
(ちなみに最近ようやくイーガンの「宇宙消失」を初読したのだが、「涼宮ハルヒ」って結構これに影響受けてんじゃないかと思って検索したら『宇宙消失はアイデア倒れ、ハルヒの方が同じアイデアをよほど巧く書いてて面白い』みたいなブログが最初に出てきたんで止めた)
さて、本題である。当然ながら私的にもほどがある並びである。
1.ターミネーター2
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/04/13
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
2.パシフィック・リム
パシフィック・リム ブルーレイ&DVDセット (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2013/12/11
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (108件) を見る
3.第9地区
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/11/23
- メディア: DVD
- 購入: 6人 クリック: 221回
- この商品を含むブログ (172件) を見る
4.12モンキーズ
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2002/02/21
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
6.WALL・E
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2011/07/06
- メディア: DVD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (67件) を見る
7.エターナル・サンシャイン
エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: DVD
- 購入: 4人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (219件) を見る
8.ファンタスティック・プラネット
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/03/23
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 96回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
9.時をかける少女
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/04/20
- メディア: DVD
- 購入: 8人 クリック: 289回
- この商品を含むブログ (993件) を見る
10.バタフライ・エフェクト
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/10/21
- メディア: DVD
- 購入: 4人 クリック: 221回
- この商品を含むブログ (594件) を見る
11.スターシップ・トゥルーパーズ
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: DVD
- クリック: 38回
- この商品を含むブログ (107件) を見る
A Little Bit Of 艶話
日清カップヌードルしおのTVCMを見ていて思いだした色々。
http://www.cupnoodle.jp/cm/0307sio/index_02.html
「エリーナ、アンナ、レオンティーナ……」と女の名をひたすら歌い上げて過去の女を辿るように見せつつ実はそうでもないという、ちょっと艶笑くさいが回春効果を謳う健康食品のバナー広告や「リッチしよ」よりはもう少し品のあるCMであります。
これを見て想起されるのは「ボンボン坂高校演劇部」かLou Begaの「Mambo No. 5 (A Little Bit Of...)」か。
「A little bit of Monica in my life, A little bit of Erica by my side. A little bit of Rita's all I need, A little bit of Tina's all I see. A little bit of Sandra in the sun, A little bit of Mary all night long……」と嘗ての彼女を列挙した(らしい。本当かは知らん)サビでお馴染みの楽曲。これが欧米各国でチャート上位に食い込んだあたり、懐が広い。
そして、KISSのジーン・シモンズもある趣味で知られた人間でありました。
- アーティスト: Kiss
- 出版社/メーカー: Island / Mercury
- 発売日: 1997/07/15
- メディア: CD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
ダークサイド・オブ・ロック (2) (洋泉社MOOK―ムックy)
- 作者: 山崎智之
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2006/07
- メディア: ムック
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
写真は抜きにしてもそういうのを記録する嗜好のある人間は意外といるわけですが(『愛についてのキンゼイ・レポート』でも出てきたね)、世界的にその趣味が知られるというのはどうなのか。スターの宿命と言えばそれまでか。とは言えこういう趣味は江戸時代に遡ることも可能なのです。
- 作者: 三田村鳶魚,朝倉治彦
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/05
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
ちなみに彼の体には若衆、野郎、陰間の名までもが彫られていたというから、まっことしょうもないエントリながら少しは男女平等ぽくシメられたのではあるまいか。
んなこたねえな。
ドラマ丼特盛り全部載せ
表も裏も見渡したい | 「講談社ノンフィクション賞選考会」での石井光太評について
名著「コリアン世界の旅」の筆者野村進氏が石井光太氏の作品について、(要約すれば)「話盛り過ぎ」と批判したことについてのオハナス。
- 作者: 野村進
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/15
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 78回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
- 作者: 石井光太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
まずこのノンフィクションで描かれる主なエピソードの紹介。
インドネシアの売春酒場(露店)で下働きをし、パキスタンで路上で稼ぐ兄弟と知り合い、彼らが男娼稼ぎをお互いに隠していたことを偶然発見し、ヨルダンでバーテンとして働き、出稼ぎホステスの仕返しを手伝い、一夫多妻制を取材しようとしたイラクでまさにこれから既婚者に嫁ぐ女性障害者に遭遇し、インドの売春宿で病に伏せり、薬師の下働きをし、汚職警官に食ってかかって想像以上の余波を生む……
あとがきによると、これがわずか半年の取材旅行での成果ということで辣腕恐れ入る。なぜか「実は6エピソードはその前に取材していた」とか後からブログでつけ加えてたけど、それなら「半年で調べた」と言うこと自体が話盛ってるよな(ちなみに全部で16エピソード掲載)。(追記:事前に仕入れてたのは『5話ぐらい』だそう)
そして
「彼らはいい人だよ。いや、かわいそうな人なんだ」「あの人たちだって、苦しんでるんだよ。自分が変なことも、痛い思いをさせているってこともわかってる」(自らの体を売るインドの少年)
「女たちは、治ることだけを考えてるわけじゃないんだ。治療とともに安らぎを求めておるんだ。重圧から解き放たれたい、と思っているんだよ」(インドの薬師)
「ねえ、一緒に夜を明かさない?どうせ一人じゃ寝れないし。一緒にこのバイク、捨てちゃおうよ」(友人となったイラク人ホステス)
「オラ、弱い人間だ。死ぬのが怖かったんだ。生き残りたかった。生きたかったんだよ」「わかってくれよ。オラは他の男みたいに強くないんだ。堂々と死ねるほど偉い人間じゃないんだ」(かつて愛人の男を密告したというアフガニスタンの同性愛者)
何というエモーショナルな発言の数々。筆者は何カ国語を使いこなせるのだろうか。こんなセリフが小説に出てきたら安っぽさに本を投げ捨てるわ。
さて、それでもこの本がすべて事実としたら……いやこんな下衆の勘ぐりなど本来無視すべきで事実ばかりなのでありましょうが……としたら
・「逃げてこい」という筆者の言葉を信じて幼い娼婦が逃げてきたら、筆者の方が怖くなってトンズラ
・筆者が汚職警官に絡んだのをきっかけに、重病の女乞食が警官たちから暴行を受けて死ぬ
・潜入ルポが原因で、案内役が片腕を切り落とされる(前作『物乞う仏陀』)
パキスタンで銃砲店主に対して「あなたは、自分が生きるために人を殺す武器を売って、殺す方法を教えるんですか。人が死んでも自分が生きられればいい、と思ってるんですか。そんなのおかしいですよ」等、青臭いとも言える正義感をさまざまな場面で口にする筆者が、自分の行いでこれだけの結果を生んだことにどれだけの葛藤があるのか。書いてないだけか。少なくともほとんど書いてないしね。あとがきとか読むと、旅自体よき思い出になっちゃってそうだしね。
正直言ってこれを「未踏の体験的ノンフィクション」とか言って売るのはあんまりだということだ。かつて呉智英氏が三角寛のサンカ本について「事実とするには面白すぎる」と述べていたが似たようなもんか。まあどんなルポもノンフィクションも、限度はあるにしても多少の演出があるのは当たり前だと思うのです。ただしそれは情報の取捨選択とか記述の順序によるものとか。結局のところ、こーゆー設定のきな臭さと取って付けたような正論によって、何か問題意識もひどく浅薄に感じられちゃうわけで。その辺が諸手でバンザイしてもらえない一因ではなかろうか。
東電未来予想図
暗いんだか暗くないんだか分からないがざっくりとした、推論と推測にまみれた予想図。
東京電力福島第一原発の事故をめぐり、検察当局は9月から、業務上過失致死傷容疑などでの告訴・告発があった東電幹部や政府関係者に対する捜査を、本格的に始める模様だ。関係先に資料提出を求めて分析したうえ、関係者への事情聴取を慎重に進め、今年度内にも刑事立件の可否を判断するとみられる。
業務上過失致死傷などで刑事告訴・告発された東電幹部ら。
とはいえ刑事罰に問うのは法律論として正直言って無理筋なので、不起訴だろうと。
しかしこれだけパブリックエネミー的な存在となった原発関係者。検察審査会だって納得するわけもなく、2度の起訴議決を経て強制起訴は十分あり得る。
ところが来年は強制起訴第1弾と第2弾の明石歩道橋事故とJR福知山線脱線事故の裁判が判決を迎える。
まあこれも有罪は難しい。歩道橋は時効を停止させるためにかなり豪快な論理展開をしているし、福知山線事故は一番イケそうだった人ですら無罪確定していて、それより立場の上の人間を有罪とするのは非常にきつい。
陸山会事件や沖縄のよく分からん詐欺事件を加えれば強制起訴事件4件連続無罪という見通し。
さすがに制度の見直し論議が噴出してしかるべき段階。陸山会事件でも告発から強制起訴までに2年かかってるので、これは結構……ギリギリだねえ。
父のコロッケ、母なるりんご
- 作者: 雁屋哲
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1989/03/01
- メディア: 新書
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ケンタロウさんが料理番組降板「治療に専念したい」
テレビ東京は28日、2月に交通事故で重傷を負って療養中の料理研究家、ケンタロウ(本名・小林健太郎)さん(39)が、料理番組「太一×ケンタロウ男子ごはん」(日曜午前11時25分)を降板すると発表した。
ケンタロウさんの事務所から5月末ごろ、「療養が長期にわたり、治療に専念したい」と申し入れがあったという。8月5日の放送分から、料理研究家の栗原心平さんが代わりに出演する。
ケンタロウ氏に栗原心平氏とどちらも親子で料理研究家。狙ったわけではないと思うが、まあそういうコネクションが効きやすい業界なのだろうなとは思わざるを得ないわけで、とは言っても別に
百恵さん長男、2世ライバル制し「松山千春」に
俳優、三浦友和と元歌手、山口百恵さん夫妻の長男で歌手、三浦祐太朗(27)が3日、都内で行われた舞台「旅立ち〜足寄より〜」の「松山千春役オーディション最終審査」に登場。グランプリを獲得し、受賞のあいさつで「オーディション自体が初めてだったので、率直に、本当にうれしいです」と感激の涙を流した。
歌手、鳥羽一郎の長男で歌手、木村竜蔵(23)やロス・インディオスのボーカル、故シルヴィアさんの長男で歌手、中山貴大(20)ら強力なライバルを押しのけて栄冠を勝ち得た。
みたいなニュースを思い出したというわけではないからな!
ざっと並べると
ケンタロウ→小林カツ代
土井善晴→土井勝
栗原心平→栗原はるみ
栗原友→栗原はるみ
コウケンテツ→李映林
きじまりゅうた→杵島直美→村上昭子
辰巳芳子→辰巳浜子
江上佳奈美→江上栄子→江上トミ
陳健太郎→陳健一→陳健民
まあ親から店継いだ傍らメディア出てるのはちょっと違うかもしれんが……
というかなんというかいつまで黄金期の美味しんぼを引きずるのか俺は。