東電未来予想図

暗いんだか暗くないんだか分からないがざっくりとした、推論と推測にまみれた予想図。

原発事故、検察の捜査本格化 年度内に立件の可否判断か

東京電力福島第一原発の事故をめぐり、検察当局は9月から、業務上過失致死傷容疑などでの告訴・告発があった東電幹部や政府関係者に対する捜査を、本格的に始める模様だ。関係先に資料提出を求めて分析したうえ、関係者への事情聴取を慎重に進め、今年度内にも刑事立件の可否を判断するとみられる。

業務上過失致死傷などで刑事告訴・告発された東電幹部ら。

とはいえ刑事罰に問うのは法律論として正直言って無理筋なので、不起訴だろうと。

しかしこれだけパブリックエネミー的な存在となった原発関係者。検察審査会だって納得するわけもなく、2度の起訴議決を経て強制起訴は十分あり得る。

ところが来年は強制起訴第1弾と第2弾の明石歩道橋事故とJR福知山線脱線事故の裁判が判決を迎える。

まあこれも有罪は難しい。歩道橋は時効を停止させるためにかなり豪快な論理展開をしているし、福知山線事故は一番イケそうだった人ですら無罪確定していて、それより立場の上の人間を有罪とするのは非常にきつい。

陸山会事件や沖縄のよく分からん詐欺事件を加えれば強制起訴事件4件連続無罪という見通し。

さすがに制度の見直し論議が噴出してしかるべき段階。陸山会事件でも告発から強制起訴までに2年かかってるので、これは結構……ギリギリだねえ。