YouTubeのネタくらいじゃねえ

 「映画秘宝」読む限り、「ぼっけえ、きょうてえ」を新潟で観るのは厳しそうで(いつものことだが)。ただでさえキモい怖い岩井志麻子先生が恐ろしいメイクで逆に可愛らしくなっているところが期待なんですが。

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

しかし岩井先生、「週刊新潮」最新号の「黒い報告書」では大阪の姉妹殺害事件まで岡山の風土に帰趨させていて少々苦笑。
ついでに今号の週刊新潮では秋田の児童殺人についてもトップで特集を組んでおります。
この事件ね

秋田・藤里男児殺害 手口、犯人像の特定急ぐ
 秋田県藤里町の藤里小1年米山豪憲君(7つ)が殺害された事件で、能代署の捜査本部は26日、収集した証拠類の分析をほぼ終え、精査に入った……豪憲君は首を絞められ殺害されていた……豪憲君の遺体が見つかった当時、遺棄現場の市道は冬季通行止めとなっており、地元の人が車止めを移動して通行していた。土地勘があるのは確実とみられる。事件は同小4年の畠山彩香さん=当時(9つ)=が4月10日、能代市二ツ井町の藤琴川で水死体で見つかり、事件や事故に警戒を呼び掛けている最中に起きた。豪憲君を瞬時に連れ出す巧妙さに加え、遺体には抵抗したような形跡もないことなどから、豪憲君が心を許せる人物の犯行との見方が浮上している……彩香さんが行方不明になったのは4月9日午後4時ごろ。「友達の家に遊びに行く」と言い残したまま行方不明となり、10日午後1時35分ごろ、遺体で見つかった。秋田県警は、川に滑り落ちた事故の可能性が高いと判断した。その後、1月半足らずで2軒隣に住む豪憲君が行方不明に……


で、新潮の主な内容

・彩花ちゃん「水死事故」を信じない住民の「疑心暗鬼」
・「悲劇の両家」の間には「トラブル」が起きていた!
「顔見知りの大人の犯行ではないかと考えられます」(捜査関係者)……彩花ちゃんのお母さんと通りでお会いしました…“米山さんのお父さんが、彩花と豪憲ちゃんが一緒に遊んでいる様子を撮ったホームビデオをくれたんだけどあんまりだと思わない?”って言うんです…うちの子はこんなに元気ですよって、当てつけられたように感じたようでした……遺体が見つかった後で娘の足取りを知りたいなんて、正直、妙な話だと思いました……母親の弟は…「……近所付き合いが悩みの種だった。常にストレスを感じ、精神的に不安定でした」両家の間に、いったい何があったのか……
・豪憲ちゃん「捜索不参加」で漏れた「疑われるかも」の言葉
彩花ちゃんの母親は…「今、うちの団地で男の子がいなくなって騒いでいるの。私が疑われるかもしれないけど、私じゃないからね」…この「ママ仲間」(引用者注、母親が話しかけた相手)は彩花ちゃんの母親と言葉を交わすのはこれが初めてである……
・「子供は苦手」でほったらかしだった「彩花ちゃんの母親」
・「和歌山カレー事件」ウリふたつのマスコミ「加熱現場」
……実は、現地入りして日々取材を行っている記者たちが「現場」と呼ぶ場所がある……豪憲ちゃんの行方が分からなくなった団地にも取材陣は詰め掛けているが、それ以上の数の記者がこの一軒家に殺到しているのだ……この家は、他ならぬ彩花ちゃんの母親の実家である……
・「動機・物証は…」誰もが口にする「真犯人の名前」
事件の現場は、いささか不可解な事態になっている……何しろ、取材をするテレビ局や新聞各紙の記者が口を揃えて「真犯人」を名指ししているのだから……しかし、言うまでもなくこれは取材結果を参考にした「推論」でしかない……にもかかわらず、現地のマスコミはまるで憑かれたかのように「真犯人」の名前を口にするのである…異様というほかない