アウシュビッツ!

ナチの「死の医師」、潜伏先の南米で発見間近か
 
【7月11日 AFP】ユダヤ人権擁護団体「サイモン・ウィーゼンタール・センターSimon Wiesenthal Center)」は10日、ナチスドイツの強制収容所で虐殺に関与し「死の医師(Dr. Death)」の異名をとるアリベルト・ハイム(Aribert Heim)容疑者(94)の足取りを、潜伏先である南米でつかみつつあることを明かした。
(中略)
 元医師であるオーストリア人のハイム容疑者は、強制収容所で麻酔薬を用いずに収容者を手術したり、心臓に直接ガソリンを注射するなどの人体実験を行い、数百人を死に至らしめた罪で指名手配されている。
 数十人を超える情報提供者へのインタビューはすべて、「ナチ・ハンター(Nazi Hunter)」として有名な歴史家で、同センターのイスラエル支局長でもあるEfraim Zuroff氏が担当した。

 
インディ・ジョーンズの敵役さえナチスからソ連になったこの時代になんという執念深さ。しかし「死の医師(Dr. Death)」とかヨゼフ・メンゲレの「死の天使(Angel of Death)」とか、不謹慎ながらナチスのあだ名はいちいち格好良いから困るよ!

Reign in Blood

Reign in Blood

「ナチ・ハンター」ってのもまた大時代的というか、サイモン・ウィーゼンタールから代々受け継がれてたりしてな。「ギャラリー・フェイク」に出てきた“狼”ハンス・ポッセを思い出すなあ、2回目に登場したときは作者が描き方忘れてたのか顔変わりまくってたけど。
ギャラリーフェイク: 湿度 (24) (ビッグコミックス)

ギャラリーフェイク: 湿度 (24) (ビッグコミックス)

ナチス狩りのしつっこさはご存じの通り。1978年、ヒムラーユダヤ人の動向を密告するハガキが発見された際には、当時開発されたばかりの指紋検出法を駆使して36年前の密告者がトリファーという米国の東方正教会大主教であることを確認しました。ナチスドイツが科学の発展に寄与したことは有名ですが、ナチス狩りも結構なもんなんじゃなかろうか。タイムマシンを開発するのはあの辺に違いないと思う私DEATH。