はしごは久々

ujimusi2005-11-04

 「ブラザーズ・グリム」と「ティム・バートンのコープスブライド」を観てきました。自作自演の魔物退治で金を稼ぎながら、各地の怪異譚を収集するグリム兄弟。なんか「巷説百物語」の又市一味みたいでつね。

巷説百物語 (角川文庫)

巷説百物語 (角川文庫)

 イタリア訛りの英語でウザさ満開のカヴァルディを演じたピーター・ストーメアスウェーデン出身。『ファーゴ』の金髪のほう)がいい味出してましたが、別にマット・デイモンとかがドイツ訛りだったわけではない(よくわかんねえけど)。この映画を観たドイツの人は、(チャン・ツィイー主演の芸者映画)「SAYURI」の予告編を観た我々のような違和感を覚えるのでしょうか。お願いだから杉浦日向子を読め。
合葬 (杉浦日向子全集 (第2巻))

合葬 (杉浦日向子全集 (第2巻))

と、また話がずれたものの、映画そのものは毒は抑え目ながら楽しめました。

コープスブライドのほう

 コープスブライドの健気さに目頭を押さえる桂小金治が続出。しかしあそこまで動きが滑らかだとCGと変わらん気もするわけですが……モデルアニメ人気ってのは、こて跡がざわめくような粘土アニメの手作り感とかこそだと個人的に思ってるわけですが(コープスブライドの場合は人形)、洗練されていくうちに初期のパワーが失われていくというのはロックだろうと映画だろうと変わらないものでつね。
(画像:一部で話題沸騰中。コープスブライドに出演するバカ姉弟

バカ姉弟 (1)     ヤンマガKCデラックス

バカ姉弟 (1) ヤンマガKCデラックス