キーナンは柔術色帯

昨日に続いてフジロック話。演出とか目論見を乗り越えた境地で楽しめたMOBYとは逆に、その計算が見事にハマッてたがBeckだったのですよ。

Odelay

Odelay

1人ギターで弾き語るBeckの後ろで食事をおっぱじめるバックバンド。その姿に笑いを誘われたところで食器を楽器代わりにバッキングを演り始めるその展開には、実にやられたのDEATH。
LIVEは生ものだからこそ面白いとはいえ、キマリまくったステージングでこそ持ってかれる法悦境(梶原一騎風)もあろう。フジ限定で例を挙げるならば、それは01年のTOOL。ブラザーズ・クエイちっくで悪夢のようなPVをバックに、完璧な演奏で観客を引きずりこむ面々。素晴らしすぎました。
Salival (Limited Edition includes Video)

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彼らの世界観に再び触れたいとPV集も購入。良さを伝えるために友人たちに「カーステレオをカビさせてるイカレ頭どもよ、MACY GRAY流しながら助手席倒すタイミング計ってるバヤイじゃねーぞ」と布教していたものですよ。実際これは女と観る類のものとは趣を異にしますしねい。
とは言え家に置いてあるビデオやDVDはそんなんばっかりなもんで(100回以上観たターミネーター2は除く)、こないだ家に未連結の女が来たときには偶然レンタルしてた「ブラウン・バニー」を観てしまったわけですよ。○| ̄|_
ブラウン・バニー [DVD]

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未見の人にはとりあえず見ていただくとして、冗長な展開と気まずいクライマックスはあまりにアレだ。結局、これらが口直しとして成功しました。
イエロー・サブマリン [DVD]

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ヤン・シュヴァンクマイエル ファウスト [DVD]

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……なんだ、最初っからTOOL観りゃよかったよ。