「キック・アス」を観たっす

と言っても国際線の機内上映、英語音声に中国語字幕で語学の落第者には厳しい状況ではあったが、それでも分かる面白さ……だった気がする。

スーパーヒーローに憧れるアメコミ好きのボンクラ少年・デイブはある日一念発起してコスチュームヒーロー「キック・アス」を名乗り、活動し始める。しかし現実に起こる凶悪犯罪との関わりの中で、彼はスパイダーマンでお馴染み「大いなる力には大いなる責任が伴う」という掟をも実感し、成長していく……っていう部分もあったような気がする。

そして公開前からお馴染みのスーパー少女ヒロイン「ヒットガール」。父への盲従から無垢なる凶暴さを剥き出しにしてきた彼女に起こる変化が、またキック・アスとの表裏になっている……ような気がしないでもない。

とりあえずクロエ・グレース・モレッツ、超萌える……ような気がする、とぼやかしてしまうのは結構クセのある顔立ちだから。

まあ間違いないのは、デイブはうらなりのナードっていう設定のはずなのに、演じるアーロン・ジョンソンのイケメンぶりが最初っから滲み出過ぎているということだ。


同じボンクラどもには自信を持って勧められる作品であることについては、気のせいではないはずだ。