無知無知ボディ

作家とかエッセイストって、世の中で感じた驚きとかもろもろの感情をうまいこと字にしているわけだけど、逆に「そんなことも知らなかったのか!」とか無知や非常識をフルボッコにされる可能性もあって怖いよねえ……と書くとよしもとばなな先生の話題かと思われそうだが関係ない。大体ほぼ終わった話題だがや。バナナバナナってお前らそんなに欲求不満か!

Hypnotize

Hypnotize

で、本題。mixiモバイルで「青少年保護施策の実施」という告知を見たのだけれど、そのすぐ上にエロ漫画の広告バナーが出ていて失笑したのよ。「(今後)一部の広告が表示されません」というのは、その年代の利用者はエロバナーが消えるということなんでしょうか。元々表示されなかったんでしょうか。10代の知り合いなんていないので分かりません。いやー以前から心配だったんだよ、ウソだけど(追記:つうかlivedoor blogとかで普通に出てるね、この広告)。
 
とはいえ苦悩していたのは事実で、さらに無知をさらすと、私は昔エロ本、今ネットと、エロ漫画に触れる機会って2ちゃん系まとめブログでネタにされている時くらいしかないわけで。それゆえにバナー眺めてて「若いうちにこんな陳腐な話にばかり触れて想像力が鈍磨しないだろうか」とか「ベタだからこそ広がる世界もあるのだろうか」とか考えてしまってたのですよ。
 

バナーで出てくるステキなキャッチフレーズたち
 
『センセ お願いがあるんですけど ここで…いいですか?』
『「ムリ…2人なんて聞いてないよ…」「よ〜」「うそ…よ…4人!?」』
『兄ちゃんが用意したいすに座った 改造されていて ゆれる…』
『おとなりの80歳のおじいさん 庭先で家政婦さんの後ろから 「近所さんに見られたらどーするの」』
『合コンばっか行ってるんでしょ?だったら俺にも…』
『母が眠ったのを確認し僕は…もうガマンできないや』
『「まずはコレで慣らそう。壁に両手をついて」「はい」』
『海で…「あいつら何か変な声出してねえか…?』
『「早くここをほぐして」「お客さま、ウチはそんなお店じゃ…」』
『お前は俺専用だ 俺のことだけ見てればいい』
『幼い女の子同士で発見した遊び「そんなに気持ちいい」「イスから落ちるよ」』
『昔、忍者に逆らう女は捕われ、ある事をさせられた「いやっ こないで」「フフフ」』
『幼馴染の友人と戯れていた所へ「てめぇ…何してる…」』
『匂いがスゴイ ああ二人いっぺんになんて…「ヘッヘッヘッ」』

 
なんつーか、「あれっ、こないだまで『へっへっへ、下のお口は正直だぜ』なんてセリフはギャグだったよね」と考え込んでしまうくらいにベッタベタな世界。女子刑務所とか保健室ものもあったが、エロってそうそうバリエーション増えないんだなあ…
 
 
答えてくれ 女よ
可憐な乙女たちは
どこへ行ったのだ
白いブランコに乗せ
髪に野のバラをさしてやりたくなるような
乙女たちは もういないのか