痴女ものの不思議

青年漫画誌を読んでいていつもひっかかるのが、痴女ギャグ漫画のつまらなさである。多いのが女視点で、エロい妄想を脳内で悶々とさせてじゅうううとか(何の音だ)、とんでもない方法で実行に移してどっかーんとかそんな感じ。これがまあつまらないんだよねえ……

暴想処女(1) (ヤンマガKCスペシャル)

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B型H系 1 (ヤングジャンプコミックス)

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まあ女性に性欲があるなんて今の時代常識なんだけれども、それを実感しにくい年代に向けたファンタジーなのだろうか、薄い上に大して笑えもしないのである。結局、痴女をちゃんとギャグとして昇華させているのが「ユリア100式」か氏家ト全作品くらいなんですな(あっという間にマンネリ化するきらいはあるが)。まあ女性作家も結構書いているということを考えれば、単に作者の力量なのかもしれない。なんだこの結論は!