イースタン・テトリス

イースタン・プロミス観てきましたよ(新潟では何故か今ごろ公開)。

ロンドンで暗躍するロシアンマフィアどもの生き様。全編に横溢するやおい感は正直「ブロークバック・マウンテン」を超えているのであります。“ザ・ビデオオタク”クエンティン・タランティーノが出てきたばかりのころ、「レザボアドッグス」を観たアメリカ人が「男が男に惚れる」というやくざ映画的概念を理解できずに「彼らはゲイなのか?」と問うたという逸話があったが、これはまあ間違いなくゲイ的なニュアンスで描かれているわけで。
 
リアリティを追及して敢えて抑えたのかは定かでないものの、ヴィゴ・モーテンセンの肉体の哀愁がまたナマいわけでねえ(アレを精悍と言ってる映画評はどうかと思う)(まあ観客の要求は年々厳しくなるものなのだが。ホアキン・コルテスの来日公演評で『アスリートの肉体を見慣れた我々には(シェイプが)緩い』なんてのあったもんだ)(こんな風に脱線しまくってまた分かりにくくなる日記)。そこに入れられた刺青という、肉体のインパクトを存分に生かした映画でありました。熟女モノAVみたいな感想だなおい。