無敵鉄姫スピンちゃんみたいな電極

若本規夫『無明逆流れ』朗読CD目当てで買った「チャンピオンRED」からハマった「フランケン・ふらん」購入(漫画喫茶で読んだ「BLUE DROP」の倒錯にもかなり悪酔いしております)。
内容は朗らかなフリークス漫画なのだからこういう表紙はいかがなものか。

フランケン・ふらん 1 (チャンピオンREDコミックス)

フランケン・ふらん 1 (チャンピオンREDコミックス)

内臓の描写としては解剖学的リアルさの強い「はじめの一歩」や「銃夢」、ひたすら生い「シグルイ」とありますが、これは後者ですね。ただ、必然性を備えている割にフリークス描写に比べ臓物への執着はあまりなさそうの感じ。山本賢治先生のように正統派グロとしての、或いは駕籠真太郎先生のように異界の一部、情景の一部としての臓物とも遠い。寧ろ「ドロヘドロ」程度、ためにする臓物ではなくそこにあるべきものだから描かれる臓物であり、その汁っぽさで漸く目立つ程度の臓物DEATH。そういえば唐沢なをき先生のようにキュートな臓物もありますね。
 
とかなんとか書いているうちに臓物という言葉がゲシュタルト崩壊