yom yom（今週も凄かったワイド特集）

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)

魚住昭「野中広務　差別と権力」と日垣隆「そして殺人者は野に放たれる」をチャンポンで読了（チェイサーに「シャーリー」と「蟲師」）。手触り良いなあ新潮文庫の紙質。「殺人者〜」は刑法39条を無反省に運用してきた法曹の病理を指弾する傑作なのですが、それだけに帯で抜かれてる「無罪判決--その時、殺人者はニヤリと笑った！」は一面的に過ぎる気がしないでもない。惹句としては威力あるけど。編集さんは読みながら「ここだ！」と思って線引いたのかしら。
　
そういえば古本を買うとたまに先人が書き入れた傍線が残ってて楽しいですね。開高健「夏の闇」を買ったときは文学的且つ魅力的な表現のとこに○とか△とか書き込まれまくってて微笑ましく思っていたら３ページ目からきれいなまんまだったこともありました。飽きるの早過ぎだよ。

禁忌の聖書学 (新潮文庫)

親父の書棚から取ってきた山本七平「近畿の禁忌の聖書学」では、誤訳を介して「処女懐胎」という伝説が生まれてく過程の説明に矢鱈傍線引かれてて、お陰で私も覚えました。悪いのはマタイですよ皆さん。
　
もうすぐ巨乳メイド将棋漫画の単行本が発売されるので、ついでにメモ。思えば少年ジャンプおっぱい祭り勃発ばかりが印象に残る06年であった。

ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス)