「TOUGH」のジェットはホジャー・グレイシーか

　リンク元に「腟舌嚀」とかあって「なーに期待してんだコラ」と思ってたら「結末」の文字化けだったそんなある日。「はじめの一歩」の新刊を読みながら、面白い格闘技漫画が最近いかに少ないかあらためて実感しておりました。

はじめの一歩(75) (講談社コミックス)

夕方、近所のコンビニで購入して夜同じ店行ったら５冊あったのが全部なくなっていたところに人気を実感。
　

タカヤ 1―閃武学園激闘伝 (ジャンプコミックス)

「タカヤ」は学園格闘漫画からファンタジー漫画への伏線なし方向転換というウルトラＣで迷走を見せ付けてくれたし、

史上最強の弟子ケンイチ 1 (少年サンデーコミックス)

「史上最強の弟子ケンイチ」は好きだが、

格闘美神武龍 1 (ヤングサンデーコミックス)

「武龍」は空気漫画状態

TOUGH 01 (ヤングジャンプコミックス)

「TOUGH」は中心メンバーがみんな宮沢家になっちゃって巨凶・範馬の血みたいに「結局その血筋の人間が一番強いんじゃねえか」ということで興醒め気味。「ヨアキム・シュルト」とか旬な格闘家をモデルにした安易なキャラ作りは相変わらずナイスなんですけどね。

軍鶏 (1) (Action comics)

餓狼伝（1） (アッパーズKC)

「軍鶏」と「餓狼伝」が同時に読めるイブニングは神なんだが

バキ―New grappler Baki (No.1) (少年チャンピオン・コミックス)

オリジナル（そして第一人者）はどこか遠くへ行ってしまったし

Pound for pound 1 (少年チャンピオン・コミックス)

所十三先生もねえ……

強行 4―捜査一課強行犯係 (アッパーズKC)

04年にアッパーズが休刊した際、「強行」も「年内に他誌で復活」とか言ってたのにどうしたんでしょうか（さりげなく警察漫画シリーズの続き）警察小説の巨頭である横山秀夫先生の傑作がベースになっている作品では、ちょっと前掲の作品とは異なるラインにあるかもしれませんが

第三の時効 (集英社文庫)

横山先生の乾いた描写と「怒り」以外の表情が希薄な所先生の絵柄がピッタリで非常に好もしかったものです。
モーニング辺りを受け皿にすればいいのにと思うのですが、同じく元コミックバーズアッパーズ組の「餓狼伝」があっさり移籍したことを思えば、人気がその程度だったということでしょうか。
これでは「花畑で戯れるジジイ」というとてつもない絵で〆たことになってしまいますよ所先生！