竜頭蛇尾でございます

年末DEATH!
年賀状はお早めに!
年賀状といえば版画!
私も三色刷りをしてみたりイモ版で済ませたりと嘗ては結構数寄者であったわけですが、今年はそんな暇なさそうの感じ。大変ですからね、版木をゾリゾリ彫っていくのは(それが楽しいんだけど)。
という経験を持つ身にしてみれば信じられないのがこれ。
怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)

怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)

すべて版画。基本的に絵が木版、字がゴム版、このほかギャグのネタとしてプリントゴッコや指紋や二色刷りや多色刷りが登場。結果がすべてとは思うが、これについては、製作過程での労苦を考えるだけでも評価したく思う作品DEATH。
ちなみに読んでの第一印象は新鱈墓栄の対極に位置する力の入れようだなというものでした。新鱈墓栄とは「ハイスクール奇面組」に登場する漫画家で、何事も手抜き第一。キャラクターの顔はハンコ、背景はコピーというダメ作家であります。
ハイスクール奇面組 1 (集英社文庫(コミック版))

ハイスクール奇面組 1 (集英社文庫(コミック版))

……と漫画のキャラを出すまでもなく、ジョージ秋山先生の「中国入門」や井上紀良先生の「夜王」といったコピペ漫画の典型例(にして代表作)があるんですけどね。
マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究

マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究

夜王 1 (ヤングジャンプコミックス)

夜王 1 (ヤングジャンプコミックス)

「中国入門」は政治家の顔のほぼすべてがコピー、「夜王」は「ああここだ」「ああここもだ」と、どこがコピーが探すのがファンの楽しみとなっております。

ロックでこの域に達しているのはメタリカのカーク・ハメットか(単にソロの持ちネタが少な過ぎるだけDEATH)。

メタル・マスター

メタル・マスター

いやイングウェイ・マルムスティーンか(最早自己模倣の極地DEATH)。
マグナム・オーパス

マグナム・オーパス

HIGHWAY61もこの辺にしとけ。