俺らの隣

Live in Japan

18日にあんなふざけた日記を書いたすぐ後に。
我々に超絶テクを披露してくれたVADERの元ドラマー、DocことKrzysztof Raczkowskiが亡くなっていたという（私の耳に入ってきたのは21日）。ドラッグかと思ったが、アルコール依存症で治療受けてたんですね。見かけは結構線が細く、一般的メタルドラマー（まあヴィニー・ポールやイゴール・キャバレラみたいなアレだ）と違う雰囲気には病的なものを感じさせるところも多分にありました。しかし暫く気に留めていなかった者の、思いがけない訃報。ダイムバッグ・ダレルのように生命力に溢れ（ていると勝手に思い込み）、しかもその軌跡を追い続けていたミュージシャンが奇禍で死に至るのとは別の喪失感が湧き出すものだなあ、と。
そんな時、「岸辺のふたり」を新潟市の映画館で観ました。普段だったら「NHK『みんなのうた』や『まんが日本昔ばなし（祝ゴールデン復活）』を普通に観られる我々は幸運だったのだなあ」とか「死ぬほどどうでもいい著名人コメントをプログラム内で流すのはどうなのよ」とか思って終わりだったかもしれないけれど、「吊り橋理論」みたいなものか、リリー・フランキー氏が語るところの「個人的リアリティ」なのか、ただ普通に、素直に沁みてきたのDEATH。まあ、そんな時もあるさ。

岸辺のふたり [DVD]