CARCASSは動物の死体

今回の選挙はやっぱり一応「郵政」選挙ってことになるんでしょうか。あまりピンとこないネーミングでつね。とはいえ民主党が新たな争点を見出せない限りは、この名前で続いてしまうのでしょう。期待できねえ。ツボを突いたキャッチコピーによってイメージを作るのはPRの常道。ボスニア紛争でも「ethnic Cleansing(民族浄化)」というキーワードによって一気にセルビア人側を悪玉に仕立てることに成功したと言われております。

ドキュメント 戦争広告代理店―情報操作とボスニア紛争

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「スピリチュアル」も似たようなもんか。
スピリチュアルプチお祓いブック

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私にしてみれば「スピリチュアル」も「風水」も大して変わらんのですが、ドクター・コパのみならず娘のドーター・コパまで出てきたとなっては頭痛が痛くなってしまいました(リアル鬼ごっこ風表現)。20代のメタル者からすれば、「スピリチュアル」といえばスピリチュアル・ベガーズなわけですが。
オン・ファイア

オン・ファイア

スモーキーなハードロックを紡ぎ出す彼らも、ファミリーツリーを書き出せばARCH ENEMY→CARCASS→NAPALM DEATHまで辿り着くんだから世界は狭い。同じ感想を抱いたのはXのファミリーツリーがDIE IN CRIESを通してTHE MAD CAPSULE MARKETSまで繋がっているの見たときですた(『BANDやろうぜ』にて)。
EXTASY RECORDSにせよEarache Recordsにせよ、こーゆーロッキング・オンで扱われない類の音楽は、聴いて燃えられる年代を逃すともうネタとして聴くしかなくなるもの。惜しくも大学に入って初めてDIE IN CRIESを聴いた私にとって、kyo氏の煽り文句「こっからこっち〜、あっちに負けんなよ〜」はバルスなみの破壊力を持つ言葉だったのデストロイ。