またの名をKKSK

あまりに桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が話題なので購入エーンド食べ比べした。

左から
王道、S&B辣油唐がらし入り
新星、桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油
入手困難、石垣島ラー油
実力派、李錦記具入り辣油
 

食べ比べに活用したのは我が家の常備菜、鶏手羽の塩ゆで。手前の卵かけごはんは桃ラー
 
 
さて講評だが、実は食べ比べ自体を実施したのは結構前。その結果を忘れたわけではないがその後も色々試したのでそれも含めての感想となった。
 
S&B:いつもの味。こうラー油の味そのものを食べ比べてしまうと平板さが目立つのも致し方なしだが、餃子のたれなどに使う辛み調味料としては万能選手と言えよう。
 
桃屋:既成概念としてのラー油ではなく、桃ラーという別の調味料として定義すべきではないかという印象。まず辛さよりしょっぱさの方を感じるほどの、辛み好きにはゼロに等しい辛さ、そしてフライドガーリックとフライドオニオンの風味が全面に押し出された味の構成。「パスタにも使える」という惹句は正しいし、私はカレーに皿の上でひと味加えるのにも活用している。しかし油の性質のためか、カルパッチョ系の料理では使いすぎるとクドさが出てくるので注意のこと。
 
石垣島:香ばしさが強く、さらっとしている。旨味も辛みもあり、活鮮のタレとしても十分に利用できる。鯵の刺身と塩と胡麻と和えて丼にしたらえらい旨かった。しかしあんまり売ってないっぽいですね。
 
李錦記:男の一本。S&B、桃ラーと比べてもその複雑な滋味はインパクト大だが、いわゆる中華の香辛料の香りも非常に強いため、好き嫌いが分かれるかもしれない。私は餃子とかオーソドックスな使い方のほか、鶏がゆなどにもくわえている。うまいゾ!
 
というわけで他のラー油と比べると、桃ラーがいかに辛くないかあらためて実感しますな。みんなちがってみんないい。このまま行くとハンドメイド方向に進んでしまいそうだな!