奴らはジャングルを抜けた
「新岸頼歩」で検索して先日の日記にたどり着く人がやけに多い。そんなにChildren of Bodomファン多いのか。
で、Guns N’ Roses「Chinese democracy」。
- アーティスト: ガンズ・アンド・ローゼス
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: CD
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中国が民主化されるまで出ないんじゃないかなんてジョークもあったけど、出たんだねえ……(そんなジョークが既に風化してるくらい時間が経っているわけだが)。
「制作費1曲あたり1億円!」なんてマイコー全盛期みたいな売り文句が通用してしまうのも(してるか?)、この沈黙の時間(オリジナルアルバムとしては17年ぶり!)があればこそだよねえ……
冒頭数曲のサンプリング&ノイジーサウンドがまた「制作開始時はトレンドだったんだよなあ……」的なインダストリアル風味で哀れを誘うわけでねえ……(そんな批評が既に風化してるくらい時間が経っているわけだが)
「これはガンズではなく、アクセルさんのソロプロジェクトです」……なんてそれこそ風化もいいとこなくらい言われ尽くしてるんだけど、逆にそう考えれば良いアルバムなんだよねえ……「分裂症的」(言い換え推奨)とも言われた爆発的ヴォーカルが、さらに深みと広がりと突飛さを増したとんでもないものになって堪能できるわけで。とりあえず言おう。「買いだ」と。
そりゃあ俺だってスラッシュやイジーがいた黄金メンバーの復活があれば最高だと思ってるわけで。けどスラッシュを信奉し、ピックガードを外したレスポールを携えて14年の俺ですが、スラッシュにはこのバケットヘッドとかの怪物ソロは弾けないと思うよ!……弾く必要ありませんかそうですか。
しかしあれだけ「天才」にして「変人」と言われながら、なんだかんだでこんなバランス保った作品を作り上げてしまう辺り、逆に彼アクセルの危うさが滲んでると思うよ僕ぁ。
「アクセルは俺たちと違う。あいつはドラッグやっても、自分で止められる人間だ」
「アクセルは本当にひとりぼっちなんだ」(スラッシュ)