ミもフタもなく

久々にちんこネタ
http://d.hatena.ne.jp/ujimusi/20051031
 今週の週刊新潮高山正之帝京大教授の連載コラム「変見自在」で「包茎の罪」と題して

アフリカのエイズ問題に取り組んでいる米国の機関も「割礼はHIV感染抑止に極めて有効」なことを明らかにした……WHOも目下データを収集中で、例えば割礼が行われないアフリカ南部諸国でのHIV感染率は14%から26%と異常に高いのに対して、割礼をするアフリカ西部諸国では感染率は5%以下と低い。包茎だと内側にHIVが棲み着き、無駄な包皮が性交時に相手を傷つけ、感染を促すというわけだ……今やイスラム教徒も白人も黒人も採用している。こんな動きも知らないのは日本人だけ。バスに乗り遅れるとはこういうときに遣う言葉だろう。

と説いております。なんかツッコミどころの多そうなデータを引いていますが。

リサーチ・リテラシーのすすめ 「社会調査」のウソ (文春新書)

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(要するに挙げられているアフリカ南部・西部の保健医療格差などについて全く触れられていないということ。ちなみに谷岡一郎先生は、サイバラ漫画にたまに出てくるシトですね)
サイバラ茸4

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ユダヤ教の儀式として名高い割礼。まあこれ。
ネヴァーマインド

ネヴァーマインド

まあ一番の穴は日本に氾濫する包茎手術広告を全く無視しているところかなと。
ちなみに杉作J太郎先生は自らの包茎手術についてネタにされている方ですが、吉田豪氏のポッドキャスティングでは「包茎のままの人間は山を越えていない、元から剥けている人間は陰を持たない、手術を受けた人間だけが哀しみを知り、全てを包み込む器を持つ」という持ち論を展開して非常にオモロでした。しかし吉田氏が明かす「昭和新日のレスラーは皆手術済み」という衝撃(ある意味納得)の事実から「プロレス界の大分裂は包茎手術がきっかけだった」という真実が導き出されるところは更にびっくし。
 
世界はちんこの皮がまわしていたのか!