ツンドラの 色がきれいと イワン言い

 忙しい仕事の間を縫いつつ本を買ってはチンタラ読み進めている俺。
と言いつつ非常にベタで今更なものばかりなわけだが

「仙道」は笑いどころですよ

無敵鉄姫スピンちゃん (ジャンプコミックス)

無敵鉄姫スピンちゃん (ジャンプコミックス)

読書と言いながら漫画という小学生みたいなことやってますが、このヒトはパロディなしでも結構面白いなと。

オモプラッタは笑いどころですよ

極道一直線 5 (ビッグコミックス)

極道一直線 5 (ビッグコミックス)

ビッグコミックスピリッツを読んでいない友達は、素で極道一直線は4巻で終わりだと思っていました。まあ(本当の)最終回もひでえもんだけど。

闘争の不毛さを訴える映画で不毛な論争が起こりますよ

標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録 (新潮文庫)

標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録 (新潮文庫)

映画批評系のブログで「ミュンヘン」について「暗殺の過程がモタモタしてて全然リアルじゃない映画」とか言ってる人がいて「いやー、情報部員の現場を知っている人間は違うな」なんて嫌味思ってたもんですが(流石に書き込まない)、原作では(周囲を巻き込むこともなく)めちゃくちゃスムーズに殺っててなんだかかんだか。

万景峰はまた来ますよ

朝鮮総連 (新潮新書)

朝鮮総連 (新潮新書)

「わが朝鮮総連罪と罰」読んだ時も思ったが、こういう告発系の本は山場になると元凶(と著者が位置づけてる人間)への恨みがプンプンしてきて公憤なんだか私憤なんだか分からなくなってくるところが楽しいですね。
わが朝鮮総連の罪と罰

わが朝鮮総連の罪と罰

イワンのばか

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

ベストセラーともなった本書は、鈴木宗男事件で彼の手先とされた外務省の凄腕情報マン、佐藤優氏が事件の背景と経過について説明、考察した一冊。鈴木宗男事件が時代の趨勢の中でいかに作られていったかが、佐藤氏による「外交」「国策捜査」の定義とともに語られていきます。
特捜検察 (岩波新書)

特捜検察 (岩波新書)

これと合わせて読むとまた味わいも違う。
 こーゆー当事者が書いた本が出れば当然「自分に都合のいいとこしか書いていないんじゃないか」とか「自分が格好よくなるよう事実を書き換えているんじゃないか?」という指摘が為されるわけですが、とりあえず私も一つ指摘しとこう。

(同期入省でキャリアの大菅岳志首席事務官から検察庁に行くよう要請され、断る場面)
「どうしたら連絡がつくかい」
「勤務時間中は外交資料館にいるぜ。夜は家にいるさ。ただし、最近は脅迫電話も多いので知らない人からの電話には出ないことも多いけどね。話はそれだけかい。こっちも仕事があるから電話を切らせてもらうぜ

 この電話の後、給湯室でインスタントコーヒーをいれて考えた。
 挑発はこれで十分だ。大菅首席からどのような反応があるだろうか……

なにこのハードボイルド。