前回に続いて警察漫画の話

 いやあ、「もやしもん」はツボが分かってるなあ!けど「男と思っていたキャラが女だった!」(決め付けてますが)と判明するシチュの王道は後ろから捕まえて「!」だよな!
 と相変わらずイブニングだけは購入を続けているわけですが、これにも警察漫画が載っていますね。

警視正 椎名啓介(1) (イブニングKC)

警視正 椎名啓介(1) (イブニングKC)

警視正 椎名啓介(3) (イブニングKC)

警視正 椎名啓介(3) (イブニングKC)

 「警視正椎名啓介」とは、高嶋政伸氏主演、「こちら本池上署」のタイトルで何度もドラマ化され、イブニング連載漫画でも破格の知名度を誇る「警察署長」の新シリーズであります。どうも某界隈では非常に評判が悪い本作ではありますが、確固たる地位を築いている様子。知識の自転車操業状態が仄見えるとはいえ、地域住民を巻き込んだ犯罪予防など、事件(或いは刑事)が主役ではない「警察」漫画として一味違った雰囲気を味合わせてくれます。

 先月発売されたイブニング03号でも(古いな)、暴走バイクを単に取り締まるのでなく、敢えてアナクロな戦術で取り押さえることで反省を促すという展開。さらに警視庁に取り入れられることになった(とされている)最新鋭の取り締まり機械を紹介し、監視社会への警鐘を鳴らすなどと社会派漫画の一面も垣間見せてくれました。

E-8(J-STARS)は当初湾岸戦争に投入され空爆管制や地上軍指揮に当たった
今回警視庁が採用するのは米空軍で実際に使用されていた機体である
J-STARSとは統合監視目標攻撃レーダーシステムの略であるがその特徴は2種類のレーダーにある
パルスドップラーレーダーは1秒間に数万台の動く目標を捕えて表示する
また合成開口レーダーは航空写真のような画像を作成できその解像度は60km先で1〜2cmである
これら2つのレーダーが互いにリンクし地上を監視する
この機能を活用すれば警察業務にも多大な効果が期待できる
運用目的は速度違反車両の取り締まり
100平方kmの範囲に存在するすべての車両を瞬時に識別しナンバーを読み取ることが可能……
(書類を読む椎名の憂い気な表情)


この大型ジェット機による速度取締りは「航空機新聞」で紹介されており、ネット上では「警視正椎名啓介」はここを参考にしたと専らの評判であります。

http://www.masdf.com/news/jstars.html
【社会・一般】警視庁速度取締り強化へ。
E-8ジョイントスターズ採用

E-8 J-STARS(ジョイントスターズ)が警視庁航空隊に配備された。用途は首都高速の速度取締りだと言う……神奈川県警、千葉県警も共同で参加している。名称は「J-STARS」と、変わっていないが、「J」日本を表し、「STARS」とは警察を表すものとして掛けたものだと発表されている(本来は統合監視目標攻撃レーダーシステムの略)……

このJ-STARSの特徴は2種類のレーダーにある。
まず一つはパルスドップラーレーダー……しかし、パルスドップラーレーダーでは違反車両の探知が出来ても、その車両の車種やナンバーの特定をすることが出来ない。そこでもう一つのレーダーモードである、合成開口レーダーの出番となる。合成開口レーダーは、レーダービームを特殊な方法で地上を「なぞる」事により、非常に精密な航空写真のような緑色調のモノクロ画像が作り出せる。解像度は60Km先で1〜2cmとされ、車両のナンバーさえも読み取ることが出来る……これら二つのレーダーは互いにリンクされており、違反車両の探知識別は瞬時に行われる。その能力は秒間に100平方キロメートルに存在する車両全てを識別できるという(以下略)


問題はここが、自称「USO800取得」のネタサイトということなんですがね……