りえぞお続々報

毎日かあさん カニ母編

毎日かあさん カニ母編

武蔵野市議会にまで持ち込まれた西原理恵子先生の「毎日かあさん」論争。ネット中継で観ることは可能とはいえ、さすがに仕事やっている人間としてはねえ。ということはネットに会議録がアップされるまで待つしかないのか。
大野まさき議員のサイトより質問要旨

4.保護者への学校側の対応について
市立学校に子どもを通わせているある漫画家を学校に呼び出し、作品の内容や表現等について学校側が発言し、精神的にも漫画家の創作活動に大きな支障を与えたという話を聞いた。漫画家の執筆活動に対し、表現の自由の侵害を行ったと受け取られかねないが、どのように対応しようとしているのか。

で、概要についての2ちゃん情報。

207 :名無しんぼ@お腹いっぱい :2005/09/02(金) 17:13:42 ID:8SMhqM+p0
大野まさきはなかなか良い質問をしていたな。
教育長は生徒達をマンガにいいように書いたのが問題だと発言。大野は保護者間には
問題がないのを指摘した。最期に教育長は教育的見地から解決すべき問題である。学校と
保護者の信頼関係を取り戻すように学校に指導すると答弁していた。

言論の自由、出版の自由はどうなるのか。

どうなるんでしょう。とりあえず次回の「毎日かあさん」を待とう。結局のところ愛すべきバカ扱いされた本人やその関係者ではなく、外野が騒いで話をややこしくしたという点で、この騒動は「ちびくろサンボ」みたいなもんなのではないかと思ったりするのですよ。
文学の世界では、作品のモデルになった人がプライバシー侵害などで法的手段に訴えたりしてニュースになります。日本で初めてプライバシーが争点になったといわれる三島由紀夫氏の「宴のあと」事件や

宴のあと (新潮文庫)

宴のあと (新潮文庫)

私の嫌いな柳美里女史の「石に泳ぐ魚」裁判とかね。
石に泳ぐ魚

石に泳ぐ魚

しかし音楽作品だと、そういう話はあまり聞かない。実在の人物を題材にした楽曲も少なくないのに(エミネムみたいにDisソングで名誉毀損騒動ってのはある)。「対象をリスペクトしている」のか「歌の中ではプライバシーを侵害するほど深くは描けない」のか「そもそも歌詞を聴いていない」のか。ハードコアだと無法地帯も同然ですけどね。BURRNのレビューで0点とったAxCx(アナルカント)とか。
皆殺しの唄

皆殺しの唄

ちなみに昨日も取り上げた「604」に描かれているのも実在の女性。

Can't stop eating, she's so fat
604 katrina

やめられずに食べ続ける 彼女は超デブ
604 カトリーナ

35秒の名曲でございます(大丈夫だったのかコレは)。