ギャラリーフェイク最終巻

ギャラリーフェイク (32)

ギャラリーフェイク (32)

 最後の最後にこんなドンヨリしなくてもなあ……とあらためて思うわ。
 しかし初期こそ芸術新潮との素材のかぶりが目立っていたものの、よくこんなに高水準で続けてこれたものよのう。

かぶりについては少し調べてみよう

 ナチスヒトラー頽廃芸術展(92年9月号、ナチスが捺した頽廃芸術の烙印)
 唐九郎の永仁の壷、佐野乾山、瀧川製(91年9月号、贋作戦後美術史)
 マリー・アントワネットの乳房型盃など(98年8月号、おしゃべりな乳房たち)
……ときてみて、「そりゃアートネタでキャッチーなやつ探せばかぶりもするわな」と気付いたので、早速やめたくなってきた。乳の話は後期だし。

5月3日追記

 30巻の「蛇口」に登場する白樺銀行頭取、田尾安典。こりゃあどう見たかて芸術新潮でもお馴染みの(そうでなくても有名だが)丹尾安典・早大教授ですわな。