最近読んだ本(の一部)

 

実録・警視庁公安警部―外事スパイハンターの30年 (新潮文庫)

実録・警視庁公安警部―外事スパイハンターの30年 (新潮文庫)

元公安刑事の手記。外事防諜の話はかなり興味深いので、「カァーッ!俺優秀過ぎてつれーわ!カァーッ!」という地獄のミサワばりのウザい文章を我慢できればとても面白いです。
 
政治とカネ―海部俊樹回顧録 (新潮新書)

政治とカネ―海部俊樹回顧録 (新潮新書)

海部俊樹元首相の手記。同書に出てくる「立つカネ」「男泣きの真相」「紙袋」等のエピソードは、その手の話が好きな人なら、何らかの媒体で(パブリシティとして)目にしたことでしょう。ちなみにそれ以上の話は出てきません!
 
神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)

深町先生の紹介をきっかけに読んだ「物乞う仏陀」が滅法面白かったので、続いて購入した石井光太氏著書。まだ読んでる途中だが、これもまたえらく面白いのであった。描かれるのは性に厳格とされるイスラーム諸国の現実。インドネシアの健気な少女売春婦、兄弟家族のために男娼として路上に立つパキスタンの少年、レバノンで異国人、異教徒、使用人兼性的はけ口として抑圧されてきたフィリピン人労働者を精神的に支える女占い師、そんな彼らの生き方が印象的なエピソードとともに描かれています。美人のヒジュラを襲う偏見と救い、パキスタンの兄弟がつく優しい嘘、画一的な同情へのイラク人ホステスの怒り、それら一つ一つがあまりに劇的で……正直な感想を言おう。
 
 
 
 
 
でき過ぎだ!!
 
 
 
全身小説家 [DVD]

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