metal till die

キャプテン・アメリカはばらばらにされちまった
いまじゃ奴は傷ついた心を抱えた法廷の道化師
奴は言ったよ
俺を振り返らせてスタートに連れ戻してくれ
俺は狂っているのに違いないって
“あんた目が見えないのかい?”
俺は何度も総てを見てきたんだぜ
 

APPETITE FOR DESTRUCTION

APPETITE FOR DESTRUCTION

 
アメリカンニューシネマの最高峰「イージー・ライダー」の主人公はキャプテン・アメリカ。チョッパーを駆り、ドラッグに耽り、田舎のオッサンに撃ち殺されてしまう彼はアメリカの自由の象徴であり、アメリカの無知と暴力への恐怖を背負わされた存在でもあります。そんなことを思い出させる装丁となった「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」(タイトルはアメコミの方のキャプテン・アメリカにも由来する)は、巨大な田舎者、アメリカの今の空気を皮膚感覚で感じ取っている筆者だからこそ書けるエッセイが山盛りになった非常に読み応えのある一冊でありました。

キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢

キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢

というわけで私はたいそう面白く読み進めているところなわけだけども……

デスメタルからビン・ラディンの片腕に
 
90年代半ば、メタリカデスメタルを商業的にヒットさせるとアダムは幻滅してしまった。

 
メタリカデスメタルじゃないよ!
 
たぶんスラッシュメタルと混同してると思うんだけど、こういう「デトロイト・メタル・シティ」的な誤りは笑われてしまうので一言。この本での「ダミ声で暴力や絶望を歌う破壊的なヘヴィメタル」という説明がデスメタルにも当てはまってしまうことが悩ましいとこですがね。メタリカもダミ声だけどデス声もダミ声っちゃダミ声だし。

さてデスメタルの場合は「デス声」と呼ばれる発声法とブラストビートの多用が主な特徴といえましょうか。そのせいかデスメタルのライブでは歓声に混じって客席からも「ゔぉえぇぇぇぇぇえええ」という叫びが聴こえてくるものDEATH。

 
特にカンニバル・コープスは音も声もアートワークもデスメタルの見本のようなバンドで素晴らしい。

Butchered at Birth

Butchered at Birth

今思うと初代ボーカルのクリス・バーンズはデス声というより下水道ボイスのような気もするが、大体がとこデス声とか下水道ボイスとかガテラルボイスとか細分化されるにつれてどうでもよくなることも確か。未だに俺パワーメタルってよくわかんねえしな。ってことでメタリカはメタル!カーカスもメタル!キルスウィッチ・エンゲージもメタル!メタルは皆兄弟!ヴィジュアル系は殺せ!
 
……と話が飛びまくった上に「他者を理解しようとする意志の欠如」という同書で最も忌み嫌われる精神を体現してこのエントリはおしまい。ピース。