SHALALA・・・3月のライオン

ヤングアニマル最新号の表紙は森下悠里。前述の小倉優子とか折原みかよりはロリ成分がなんぼか少ない顔立ちですし、「3月のライオン」目当ての羽海野チカファンにおかれましては最早手に取ることを躊躇うこともなかろうかと存じます。これは先生の決断なのDEATH(多分)。

webダ・ヴィンチ|4ちゃんねる! - 吉田豪
 
これまで2回の取材&イベントで一緒になり、毎回「コミケに行っても友達が出来ず、いつも泣いて帰っていた」などの悩みを聞いているうちに専属カウンセラー扱いされるようになった羽海野チカ先生とも、『ダ・ヴィンチ』本誌の仕事で再会。度重なるカウンセリング&アニメ関係者などに友人が出来た結果、すっかり明るくなっていたわけなんだが、そんな『ダ・ヴィンチ』寄りの人たちについてボクが書いてもしょうがない。『ハチクロ』以前、羽海野先生の同人誌が欲しくて獄中から三浦和義が通販の申し込みをしてきた話でもするならともかく。

大分逞しくなられたようです。「デトロイト・メタル・シティ」の次に載るのも本望でありましょう。

デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))

デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))

で、この号のDMCは「やたら自分流のノリ方で騒いで浮いてる痛いファン」を取り上げていて非常に実感がわくお話でした。いるよなこういう奴。でもってたちが悪いのは、そういうのに限って「自分が一番バンドの本質を理解していると勘違いした痛いファン」なのである。しかし冷静に考えればDMCのファン層全体が「自分はバンドの本質を理解していると勘違いした痛いファン」なわけで、ある意味非常にアイロニカルな構成なのであった。
デトロイト・メタル・シティ (2) (JETS COMICS (271))

デトロイト・メタル・シティ (2) (JETS COMICS (271))

しかしやがて彼らも勘違いに気付く!愛するバンドの本質に!そしてその意外なカッコ悪さに。そこでバンドへの情熱は一旦消えることになる(寧ろ情熱が治まったときに気付いてしまうことが多い)。だがその後、心の隅で赤く輝く残り火に気付く筈だ。それこそがメタルへの忠誠心であり、メタラーとしての新たな一歩でもある。ロックは生き様だが、メタルは生き方だ。その扉はいつでも開いているのである(今適当に思いついたので、『生き様』と『生き方』の意味が結構かぶるとか気にしないように)。
デトロイト・メタル・シティ 3 (ジェッツコミックス)

デトロイト・メタル・シティ 3 (ジェッツコミックス)

ロッキング・オン1995年6月号、エディ・ヴァン・ヘイレンとスラッシュの対談より
 
S「昔、テッド・ニュージェントが素晴らしいことを言ってたよーー『ロックンロールってのは、考え始めた途端に消え失せてしまうもんだ』って」
E「いいこと教えてやろうか。それはつまり、奴は考えちゃったということだな」

 
えーと……とにかくそういうことだ!