「つっこんじゃいけない!敬老精神です!」by大槻ケンヂ

休暇の時期も含めてここ1週間で4本ほど映画を観れたわけですが、「悪魔とダニエル・ジョンストン」「ブロック・パーティ」「ホステル」「カポーティ」とどれもドキュメンタリーか実在の人物を題材にした劇映画ですね(……と書くとドサクサで騙されてくれる人がいるかもしれない)。
立花隆氏の「ぼくはこんな本を読んできた」で、立花氏が文春の先輩から「小説(作り物)よりノンフィクション(現実)の方が余程面白い」と教えられる逸話がありました。

まあ今となっちゃ「二つの面白さは別のもの。あなた達は深町秋生を読んだのですか」とおもねる言えるのですが、以降しばらくは魚住昭氏の著作などを読みながら「本当だ!」と丸呑みにしていたものなのですよ。
 
さて格闘技ファン的にはリアル=格闘技、ファンタジー=プロレスなどといったのがよくある定義。伝統武術も(一般からの判定を避ける限りにおいて)グレーゾーンまたはファンタジーにカテゴライズされていますね。
そしてファンタジーの余地のない残酷な結果にこそリアルの面白さがあるわけで……
痛いニュース(ノ∀`)200戦無敗の合気道の達人"が総合格闘家にあっさり負ける

自称「ヒクソンも逃げ出す」合気道と気功の達人、柳龍拳氏とチームバルボーザ・ジャパン(だよな、バルボーザ柔術所属って)の総合格闘家、岩倉豪氏の対戦。うわあ……きっとこの後「強いだけではつまらんぞ」とスカウトによる反撃が続いて人間力で勝利するはずだったのでしょう。
 
 
と想像してみたものの、自称達人の人生や彼の道場がこの戦いの後も続いていくことこそ、現実のもっとも残酷なところなのDEATH茸。