毎度思うが発売が一日遅れなのどうにかなんねえかな新潟

今週の「週刊新潮」「週刊文春」は、米山豪憲君父の独占手記を取った上に奈良の放火殺人でも段違いに深い取材を見せた新潮の圧勝かなと。なんで親父が『私が知っている「事実」は、次号にてお話しすることにします。』なんてヒキに貢献してんだよという突っ込みもありますがね。
しかし相変わらず連載陣に難有りで(まあ文春も落ちに落ちたりだけど)また高山正之帝京大教授の「変見自在」

タイタニック号の沈没について)救出ボートで脱出した英国人教師ローレンス・ビーズリーが「無理やりボートに乗ってきた嫌な日本人がいた」と語った……日本の新聞がビーズリー証言を掲載すると、生還した細野氏(引用者注・この船に乗っていた唯一の日本人)のもとに『日本人の恥」と避難する手紙が全国から殺到し、彼は職も失った。しかし氏は一言の弁解もしないまま一九三九年に他界する……記録はつい十年前に、タイタニック号の研究グループの目に留まり、細野氏は左舷「10番ボート」に乗ったことが確認された。ビーズリーは右舷「13番ボート」に乗っていた。彼が見た「嫌な日本人」は出稼ぎの中国人だったことも突き止められた……日本人の名誉に関わるこの事件には教訓がある。なぜ新聞はビーズリー証言を鵜呑みにしたかだ。
 悲劇は英国の船と英国の乗員の不手際に起因する。船には多くの外国人客も乗っていた。英国人は乗員を含めてまず子女を、次に外国人客を救命ボートに乗せるのが筋だろう。少なくとも日本人はそうする。
 しかしビーズリーはそうしなかった。彼はさっさと救命ボートに乗り込み、後から来た外国人がどうのと偉そうに言う……日本の新聞はそんな非道の男の言を頭から信じ、日本人を非難した……しかし当時の新聞を責められないのは、今の新聞も実は同じ過ちを繰り返しているからだ……毎日新聞は戦後「百人斬りは与太でした」と告白したが、江沢民が「いや事実だ」と言い出すと自分のことなのに「その通りです」と前言を撤回した。東京高裁の判事も中国人がそう言うなら「それは事実だ」と、濡衣を着せられた遺族の訴えを却下した。
 細野氏は外国人、特に中国人が平気で嘘を言う人種だということを身をもって伝えようとした。それは今も変わらない真実だ。

途中省略もある引用でナンですが……どこをどうやったらそういう結論に至るんだ。
ちなみにタイタニックときたら「パイパニック」かセリーヌ・ディオンかというくらいお馴染みになった「My Heart Will Go On」ですが
タイタニック

大誤訳 ヒット曲は泣いている (光文社ペーパーバックス)

大誤訳 ヒット曲は泣いている (光文社ペーパーバックス)

この本にも取り上げられております。
……正直そんなに訳し間違いは感じられなかったな。