俺が信じるタイゾーは百手太臓だけだぜ

 「自分の信じたいものを信じる」というのは人間の常でありまして、外資系証券で働いてた杉村太蔵議員を「ニートの星」とか、中退とはいえ東大に入ってたホリエモンを「負け組の星」とか、元国家元首の娘で企業グループのオーナーである田中真紀子議員を「親しみ易い主婦感覚」とか、明らかにアッパークラスの人間を庶民的なとこに下ろして親近感抱いちゃってる人たちは少なくないもの。信者と正しい理解がイコールではないことは自明なのDEATHけど。
 さて、信者と言えば「ジョジョの奇妙な冒険」はその横溢する美学と博識で数多の信者を生み出してきましたね(私もその一人)。そんな信者達すら戸惑わせた第6部「ストーンオーシャン」から抜粋。

(知性を持ったプランクトンのスタンド使い、「フー・ファイターズ」との戦いにて)
 
フー・ファイターズフレッド・ホイルという天文物理学者は言った。「この自然界で確率的にも生命が偶然誕生したと考えるのは間違っている……この宇宙には『知性』という『力』がすでに存在していて『生命のもと』を形づくった…」……と。つまり知性という力はビッグバンより先に存在していて全ての物質や生物は「知性」に導かれ、その「知性」をすでに保有しているのだ
 
エルメェス:な…何を急にしゃべり出すんだァ〜この野郎
 
ジョリーン:「知性」があるのは人間だからじゃあないってことを言いたいらしいわ……

……なんかここだけ抜くと「インテリジェント・デザイン論の誤用」みたいでとんでもないな。