日本スポーツ界で最も冷遇されている天才

 新潟県中越地震復興支援で井上康生選手や阿武教子選手とかが新潟に来たらしい。色々技を披露したそうだが、聞けば野村忠宏選手は、外国人選手との対戦用の変形内股やバックドロップを教えたとか。彼のまいた種がいつか花咲かせんことを。

話変わって

 部外者にとって、柔道と言えば「柔道着の下にパンツを履かない」というのが半ば常識となっているわけですが、「帯をギュッとね!」で巧がトランクスを履いていたように、物事はそう単純ではない(ファールカップを着けてると腕十字のポイントがずれやすいと習ったことはあるが、それはまた別の話)。二段の親戚には、「万一股間を打った時に、ノーパンなら逃げ場があっからつぶれるのは片玉で済むんだよ」と、もっともらしい顔で教えられたもんなんですが、野村選手は履いていたはずだ。
 シドニー五輪で2連覇を成し遂げた際、「青いパンツは縁起がいいんで、こういうときいつも履くんですよ」と言っていたもん。偉業にかかわらず、ヤワラちゃんの金メダルにかき消されたやけっぱちなのか、「見せましょうか?」の発言に涙が止まらなかったですて(新潟弁)。