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バールのようなもの

バールのようなもの

深町先生からの指摘を真摯に受け止め、世間の話題をブクマの「人気エントリー」経由で知るようになった俺(しつこい)。
 
「わいせつな行為」と「みだらな行為」の違いは?意外と知らないニュース用語の意味
 
ニュースでよく見る言い回しを解説した記事。なんか俺が聞いたことあるのと違ってるのも多いので、人脈を駆使して突っ込んでみる。
 

「政府首脳」=官房長官自民党首脳は幹事長、総務会長あたり。外務省首脳は事務次官、ときどき大臣その人。
「政府筋」=内閣官房副長官のケースが多い。
「政府高官」=各省庁の局長クラスのことが多い。局長以下は、○○省筋となる。
「幹部」=中央官庁の局長クラス。ただし局長を首脳とする例もある。
「権威筋」=その問題について決定権を持っている人。
「消息筋」=決定権はないが、その問題について知識を有し、解析力のある専門家ら。国名+消息筋だとたいてい「在日大使」のこと。

消息筋は語る(日刊ゲンダイ風に)。「確かにそんな言い回しを使っている時代もありました。けどそんな厳密さはとっくになくなってますよ」。つうか記事が元ネタとして挙げてる先でも「10何年か前のことだから、現在も通用するかどうかは知らない」って書いてるし。

「わいせつな行為」と「みだらな行為」の違いは?
辞書を見ると、「わいせつ」=みだら、「みだら」=わいせつと書いてあり、全然一緒じゃん!と思いますが、ニュース用語では「みだらな行為」は性交(同意あり)、「わいせつな行為」はBまで(同意あり)を意味するそう。

肝心のタイトルに関する話について聞くのを忘れてたんだけど、ニュースサイト検索すると「みだらな行為」って淫行的なニュアンスが強くね?っていうか強制わいせつの記事でも「わいせつな行為」って使ってるのに(同意あり)っておかしくね?

「全身を強く打って死亡」って?
「強く打って」という言い回しは、原型をとどめていないほど遺体が損傷している状態。

ある業界関係者は匿名を条件に明かしてくれた(週刊新潮風に)。「そういう状態を『強く打って』でぼかすことはあるけど、内臓破裂が死因だったら『腹を強く打って』だし、脳挫傷なら『頭を強く打って』にするとかよくやる。そんな決まってるわけじゃないよ」

犯行の動機が「ついカッとなってやった、今は反省している」が多いのはなぜ?
犯人の定番コメントで、この他には、「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」「イライラしてやった」「ムラムラしてやった」「目立ちたくてやった」などがよく使われます。「同人用語の基礎知識」によると、たいていは取調官が調書を作りやすくするために、誘導尋問的に言葉としてまとめるケースが多いようです。

これは警察好きなら知ってる話ですが、逮捕時点のニュースで出てくるカギ括弧は弁録。供述調書もそうだけど、弁解録取書はそれこそちゃっちゃと済ませるので官主導の定型文が多くなる。というわけで正確さでは微妙な感の漂うエントリなのであった。まっめ〜はべん六♪
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ミステリーファンのための警察学読本

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